最終更新日 2024年11月20日 by keitui
・動物病院を探している
・動物病院の選び方が分からない
・現在通っている動物病院が信用できない
ペット飼育を行う上で、欠かすことができないのが動物病院選びです。
人間が利用する病院と同様、どこでも良いというものではありませんし、ペットの命の行く末を左右しかねない大事な選択と言えます。
病院の規模で選ぶ
選び方にはいくつかのポイントがありますが、ひとつは病院の規模で選ぶ方法です。
動物病院の規模は大小に分類できます。
施設が大きく獣医師の数も多い、そして設備も整っている人間で言うところの総合病院のところもあれば、獣医師が1~2人程度で設備も最低限のものしか揃っていない、いわゆる町医者のような小規模のところもあります。
前者ですとスムーズな診察を受けやすく、高度医療が提供されているため、より質の高い治療を求める場合に打ってつけです。
ただ、動物向けの総合病院はあまり数が多くないのが実情です。
したがって基本的には小規模病院を利用することになるでしょう。
もちろん規模が小さいからNGということはなく、普段は自宅近くのかかりつけ病院で診てもらい、高度医療が必要になった時には大きな病院を利用するという使い分けをすることも可能です。
また、総合病院との連携を持つところもありますので、必要があればかかりつけの獣医師に紹介を受けてから大きな病院へ行くこともできます。
ひとつだけに絞る必要もないため、普段は町医者に診てもらい、必要に応じて総合病院を受診するのも良いでしょう。
安心をして受診ができるかどうか
安心をして受診ができるかどうかも選択のポイントです。
どういった部分で見極めるのかというと、まず分かりやすく丁寧に説明をしてくれるかが大切です。
専門用語ばかりを並べてきたり、質問に対してもきちんと回答をくれなかったりするようでは不安を感じてしまうでしょう。
実際に受診をしてみないと分からない部分もあるため選択に迷うかもしれませんが、そういった場合は利用者からの評判を参考にしながらチョイスを行うのも良いかもしれません。
良い獣医師を見付けるには、動物の扱い方を観察することも大切です。
ただ、判断を見誤りやすいポイントでもあるため注意が必要です。
例えばケガをしている時に、動物が鳴いてしまうような診察を行うこともありますが、そうした様子を目の当たりにした飼い主によっては、技術の低い獣医師のように思ってしまうこともあるようです。
しかし動物は言葉を発しない生き物であるため、時には嫌がることをしないと正確な診察ができないこともあります。
ペットが鳴かないからといって扱いが上手だと、単純に判断をすることはできませんので、飼い主側もそうした点に注意をしながら見極めが必要です。
今朝
動物病院のポスト下に捨てられていた。
雪が降る日に
しかも暖める物も無し
低体温になったら
どうするんだ💢
これで10匹目
同じ人が捨ててると思う pic.twitter.com/M6NOhe39hj— 春日井さくら猫の会 (@Kasugai_3Kura) February 17, 2022
自宅から負担なく通える距離であるかどうか
自宅から負担なく通える距離であるかどうかも選択のポイントです。
足を運ぶだけで苦労を伴うような動物病院ですと、普段から気軽に受診をすることができません。
何かあった時にすぐに診てもらえることも大事ですので、通いやすい場所にあるところをかかりつけとして持つことも必要と言えます。
無論、これは病院としての質も踏まえた上で判断をするのが鉄則ですので、単に近いからという理由だけで選択を行うのはNGです。
急患への対応をしてもらえることも重要です。
生き物である以上、突然に具合が悪くなったりケガをしてしまったりする可能性があります。
すぐに診てもらわないと命に関わることもあるため、いつでも対応をしてもらえる態勢が整っていることが理想的です。
もしそうした動物病院が近くにない場合でも、いざという時に利用できる病院がどこにあるのかについて、あらかじめしっかりと把握しておくことが大切です。
料金設定の視点で選ぶ
料金設定の視点で選ぶのもポイントのひとつです。
各動物病院で料金は異なり、同じ治療でも差が付くケースも珍しくありません。
昨今では動物向けの保険商品もあり加入をする飼い主も増えているようですが、保険に入っていない場合は予想外の高額費用が発生することもあります。
費用はできるだけ抑えたいというのが飼い主の心理でもあるため、無理なく利用できる料金体系の病院を選択することも必要となるでしょう。
なお、料金が高いからといって良い医療を受けられるとも限りませんので注意が必要です。
反対に医療費が総じて安いところでは、高度医療を受けることができない場合が大半ですので、安さだけを重視して選んでしまうのも良くありません。
院内の清潔さ
院内の清潔さもチェックポイントに挙げられます。
医療施設ですので衛生面に不安を感じるようでは院内感染の危険も高まります。
中に入った時の雰囲気やニオイ、診察室のキレイさなどをよく確かめておく必要があります。
できれば一度診察に訪れ、自分自身の目で確認を行うようにしましょう。
まとめ
すでに動物病院を利用している場合、必要に応じてセカンドオピニオンを検討することも大切です。
長く世話になっていると転院をしづらく感じるかもしれませんが、不安や不満などを抱えたまま利用を続けてしまうのは、ペットにとっても飼い主にとっても良いものではありません。
動物の寿命は決して長いものではありませんし、常に最適な選択でその命を守っていくのが、飼い主が負うべき責任と言えるでしょう。