最終更新日 2024年11月20日 by keitui
私たちの生活の中において、ショッピングセンターなどの大きなビルを利用するということはよくある事です。
私たちが何気なく利用しているビルディングには様々なメンテナンスが施されています。
もしそのようなことがなければ、ビルはたちまち機能不全に陥ってしまいます。
いつでもビルが清潔で正常に動作しているということは、私たちが見ていないところで様々なメインテナンスや警備が行われているからです。
ここでは、ビル管理ではどのようなことが行われているかということの紹介を行います。
ちなみに、ビル管理を専門としている後藤悟志の会社は有名ですね。
ビル管理を行う会社の種類
ビル管理を行う会社には二通りがあります。
一つは独立系の会社と言われ、ある一つの独立企業がビルの管理を行うというものです。
もう一つは系列系と呼ばれます。
これはビルに関する様々な事を行う会社の中の一部、あるいはグループ会社の中でビル管理を行うというところが存在するものです。
それぞれ得意とするものとそうでないものがあります。
従ってビル管理をどこに任せるかということを選択する際には、それらの得手不得手をよく調べておく事が必要です。
アウトソーシングが行われる
ビル管理といっても、実際には細かく細分化されています。
したがってそのような個別項目に関しては、アウトソーシングが行われます。
例えば、ビル管理の中でも、ビルの清掃を行うというところに関しては清掃会社というところに業務委託されるという事が通常行われてきました。
電気関係の設備の保守なども、それを専門とする会社がアウトソーシングで利用されています。
このようなことは、ビルの管理というのが様々な分野にわたり、一つの会社でそれを行うということが、専門性の立場からも人員の立場からもあまり効率が良くないために行われています。
人件費の抑制
このようなアウトソーシングが行われることの背景としては、先ほど述べた専門性という立場もありますが、人件費の抑制という意味合いもあります。
例えば清掃であれば、清掃になれた人たちというのを使った方が良い訳ですが、その人たちが稼働する時間というのは一日中ということはありません。
したがって清掃を行う場合には、清掃を行う会社でいくつかのビルの清掃を行うようにとするほうが人の効率的な利用ということになります。
また電気関係の事に関しても、ビルの電気関係の保守などを行うということは専門の技術が必要となるとともに国家資格が必要となる場合があります。
そのような観点からもビル所有者がそのような人たちを雇用するよりは、そのような会社にアウトソーシングをした方が効率的です。
電気関係会社でも、そのような人たちをいくつかのビルのメンテナンスに利用すればそのぶん売上があることになりますから、効率的な運営ができるということになります。
ビルの保守管理に関して
ここからは先ほども述べたビルの保守管理につき少し詳細に述べていきます。
ビルの保守管理に関しては法律で決められた項目がありますし、定期的に行わなければならないということも定められきました。
先ほども述べたように、これらのことができる人たちというのは国家資格を持った人でなければならないということも定められています。
法定点検に関しては、建築基準法や電気事業法や消防法、省エネ法やビル衛生管理法や水道法、労働安全衛生法や高圧ガス取締法や浄化槽法等に関する項目の点検を、法令で定められた期間ごとに実施しなければなりません。
法定点検を怠った場合には、罰金を伴う処罰が含まれますので厳密に行う必要があります。
またこのことが公表されることによって、ビルの所有会社が社会的な制裁を受けることになりますのできちんとした法令遵守を行う事が必要です。
災害時におけるセキュリティ
この様なビルの管理保守の中において、最も重要度が高いのが災害時におけるセキュリティです。
このようなことがきちんと守られていないと人命にかかわることになりますので、この点に関して大変詳しく手順が定められています。
具体的には、総合消防設備保守点検や外機消防設備保守点検が年に1回、連結送水管耐圧試験が3年に1回、スプリンクラー設備保守点検や排煙設備保守点検や防火対象物定期検査が年に1回、消防訓練を年に2回行わなければなりません。
このような防災システムには、人が直接現場に行き行うというものと電子的に行うというものに分けられます。
最近ではインターネットの発達などによって後者では集中的な管理なども行われるようになってきていますが、最終的には実際に人はそこに行って確認を行うということが最も大切なこととされています。
実際の運営上においても、警備員などが必ずビルの様子を確認しなければならないということも必要になってきます。
まとめ
特に夜間における様々な犯罪などからビルを守るためには、このことは大変重要になってきます。
このような警備の際の手続きも、法令により定められている場合があります。
さらに災害が起きた際の誘導なども、きちんとしたルールをあらかじめ決めておかなければなりません。
