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欧米に比べて女性政治家の比率が低い日本の現状について畑さんに聞いてみた
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欧米に比べて女性政治家の比率が低い日本の現状について畑さんに聞いてみた

最終更新日 2024年11月20日 by keitui 民間レベルでは、男女雇用機会均等法が1972年に最初の産声を上げましたが、それが社会に浸透することはほとんどありませんでした。 そして、85年の改正を経て最近は男女 […]

最終更新日 2024年11月20日 by keitui

民間レベルでは、男女雇用機会均等法が1972年に最初の産声を上げましたが、それが社会に浸透することはほとんどありませんでした。

そして、85年の改正を経て最近は男女共同参加社会が叫ばれ、職場や地域社会での女性の活躍の場が増えてきました。

昔から日本社会では、男が働き女は家を守るという偏見に満ちた風習があり、現在でも根強く残っていますが、徐々にではありますが企業の採用人数に占める割合が増えているだけでなく、一流大学の男女割合や高級官僚の採用人数まで割合が増加しています。

そんな中、政治家という職業における割合が増えてもいいはずですが、なかなか他の職種ほど伸びていないのが現状です。

 

衆議院議員に占める女性の割合

例えば、衆議院議員に占める女性の割合は、約10%で世界193ヵ国中165位という後進国となっています。

参議院議員においては、衆議院議員よりも若干多く約20%ですが、海外水準に比較するとまだまだです。

世界の比率は、1995年の11.3%から2019年1月には24.3%にまで上昇しましたが、日本の場合は世界の1995年のレベルにも達していません。

イギリスで初の女性首相となったマーガレット・サッチャー首相は、1979年から90年までの長期政権を担い、その信念の強さと実行力から「鉄の女」というニックネームが付けられました。

サッチャー首相は、イギリスの当時停滞していた経済を再生させることに成功しました。

それは、国民個人の経済的自由を最大化し、国家の介入を最小化する「サッチャリズム」を推進しました。

サッチャーは首相に就任すると、歳出削減や金融引き締めなどインフレに対し辛抱強く徹底して取り組みを進めました。

自分の政策に批判的な意見に対しては、「淑女は心変わりなどしません」という名文句で応えました。

最近ではドイツのメルケル首相やサッチャーの後に登場したメイ首相も記憶に新しいところです。

 

日本では一度も女性首相が誕生したことがない

日本では一度も女性首相が誕生したことがなく、その兆しすら見えないというのに、イギリスではもう2度も首相を輩出しています。

メイ首相もイギリス経済などの閉塞感の中で期待を背負って登場したのですが、党内では強硬離脱派から突き上げられ、議会運営では地域政党に振り回されました。

現在問題になっているEU離脱問題では、弱腰外交であるとの非難を浴びた上、自らの離脱案に2度目の国民投票の条項を追加しようとするなど、方針のブレが露呈し閣僚たちの離反が続出してしまいました。

こうして辞任に追い込まれたメイ首相は、第二の「鉄の女」になることはできませんでした。

アメリカ第一主義を掲げ、パリ協定離脱など勝手な行動が目立つアメリカとヨーロッパの間を穏便に取り持つ役割が期待されているのが、ドイツのメルケル首相です。

メルケル首相もドイツの歴史上初となる女性首相で、2005年から長期政権を担っている。

実はメルケル首相は、名も無き政治家時代に自分の政治家としての能力をかって引き上げてくれた当時のコール首相を弾劾するという所謂クーデターを起こして首相への階段を昇り始めた人物なのです。

元首相であるコール氏の抜擢がなければ、今までのメルケル政権は実現しなかったといえます。

ただ、自分を引き上げてくれたトップの人物を機を見て弾劾へと追い込むあざとさを持っていたことは間違いありません。

 

忖度などせずに突き進む姿勢が必要だと畑恵氏は言う

政治家というものは男女を問わず、こうした機を見る才能といざという時に行動を起こす実行力が備わっていなければならないことがわかります。

現在の日本で求められるものも、代わりはなく、忖度などせずに突き進む姿勢が必要です。

畑恵 ブログ

しかしながら、いまだに派閥争いや登用の順番待ちといった古いしきたりが根強く残っているため、台頭するチャンスが少ないことは事実です。

日本では地方議会における男女比率の偏りを無くしていくことが重要になってきます。

より生活に密着して地域に貢献できる議員の活躍が求められているからです。

これからの日本は子育て支援と共に高齢化に伴うきめ細やかな政策が必要になってくることが予想されるので、そこで女性議員の役割は大きくなってくることが考えられます。

男女間ではもともと思考過程や物事の捉え方に違いがあることは否めませんが、どちらもそれぞれ持ち味があり、それを最大限に活用してアピールしていくことが求められます。

稚拙な国会答弁や権力を利用した汚職、不都合な真実の隠蔽工作など、いまだに古く汚い政治のイメージが残っており、国民もうんざりしているのは事実です。

 

まとめ

ここで新しい風を吹き込むジャンヌ・ダルクの登場を待ち望んでいる人も多いと思われます。

東京都知事は今年改選を迎えます。

4年前の選挙戦では新しい風が吹いたかと思われましたが、いざ執政が始まってみると豊洲の問題から始まり、すったもんだがあって都民はうんざりして心は指導者から離れてしまいました。

強力なリーダーシップは必要ですが、時代の波に上手く乗って国民の支持を受け続ける才能を持っていることが重要であると考えます。